かき氷の話② 名店のかき氷は頭が痛くなりにくい
前回の続きです。
なぜ、クォリティの高いかき氷を出す店は、頭が痛くなりにくいのか?
これは、氷を扱い方を良くわかっているからです。
口中の温度と、氷の温度差が大きければ大きいほど、アイスクリーム頭痛が起こりやすいのであれば、その温度差が小さければ頭痛は起こりにくいということ。
つまり、クォリティの高いかき氷は、冷凍庫から出したてのキンキンの氷ではなく、常温でしばらく置いて、温度を上げた氷を使用しているから、頭痛が起こりにくいのです。
では、このようなお店では、頭痛を起こさないために温度を上げているのか?
必ずしもそうではありません。もちろん、お客様のことを考えているのは間違いありませんが、氷を削るにあたって、温度は最重要ポイントなのです。
温度を高くして、氷の表面が解け始めると氷が柔らかくなると、氷が削りやすくなるのです。そうすることによって、より薄く、または細かく削ることができます。
つまり、より薄くとか、よい細かいかき氷を出そうとすると、氷の温度を上げることになるのです。かき氷の味の決めては、空気をしっかり含ませてふわっとさせるというのが大事なので、良いかき氷を出す店は、必然的に氷の温度管理をしています。
なので、頭がキーンとならないかき氷を出すお店は、良いお店ですよ~。
でも、名店ばかりでかき氷を食べるわけでもないので、普通にかき氷を食べる際に頭が痛くなりにくい方法をお教えしましょう!
氷を食べる前に常温~少し冷えた水をコップ一杯飲んでみて下さい。
こうすることで、口中や喉の温度が少しだけ下がるので、温度差が小さくなって頭痛になりにくくなりますよ~。